合わせていないのはどちらか?
昨今の企業における
“人手不足”は深刻と言われています。
昨年の有効求人倍率は約1.25倍で、
バブル期を越える水準となり、
多くの企業が人の問題に頭を抱える状況が続いています。
とある就職・転職斡旋の会社が
人事担当者を対象に実施したアンケート結果では、
84%の企業が「人材不足の部門がある」と回答――。
御社の採用活動は大変でしょうか?
募集したら、すぐ集まる状況と感じますか?
人を大量に採用できる時代は終わりました。
また、企業に来る人材の質は、高低の区別は
難しいものの、年々下がっているとも言われています。
(実際には下がってりいる訳ではないのですが…)
ですから、出会った人、採用した人の力をいかに
伸ばしていくのか、が非常に大事になってくるのです。
「合わなければ、辞めさせれば良い」という方もいらっしゃいますが、
しかし、“合わない”というのはどちらでしょうか?
A その人の能力が低かったので、会社に合わなかった
B 会社に人を育てる仕組みがなかったので、会社に合わなかった
私たちは、Bが正しいと考えます。
仕組みがない、から育っていないのです。
教育する仕組みがその会社に備わってないのに、
「アイツは使えないからクビだ!」
というのは、あまりに横暴ではないか、と考えます。
思う結果にならない場合、
「合わない」「ダメな社員だ」と決めつけてしまうのは、
今の時代に求められるマネジメントとはまったく異なります。
個人的なスキルで会社に合わせてもらうのではなく、
人が育つ仕組みの中でスタッフが成長し、
会社を成長させていく、サービスを展開していくことが重要なのです