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【松尾直伝!仕組み化のススメ②】企業が直面する問題−「確定された未来」とは

いつもマネジメントデザインのブログをご覧いただき、ありがとうございます。

代表の松尾淳一です。

先日から、ブログで「仕組み作り」についてお伝えしていく「仕組み化のススメ」シリーズをスタートしました。

セールス、マーケティング、マネジメントなど幅広い分野に携わってきた私自身の経験と、マネジメントデザインが描くマーケティングやマネジメントのあり方を、ブログでお伝えしていきます。特に、企業の業務を効率化して生産性を上げるための「仕組み作り」について、詳しく解説していければと思います。

「仕組み化のススメ」シリーズ第2回の今回は、「仕組み化」の必要性をより感じて頂くために、企業や業界がこれから直面する問題点を取り上げます。

 

1年で3つの都市が消滅?企業を襲う「確定された未来」とは?

 

平成の30年も終わろうとしていますが、日本の少子高齢化はとどまることなく進んでいます。これから更に人口は減っていくわけですが、みなさん、今後10年でどれだけの人口が減ると予想されているか、ご存知ですか?

 

なんと、10年間で1000万人が減ると言われています。1000万人です!
つまり、1年間で100万人

30万人規模の都市が、1年の間に3つ消滅すると考えると、恐ろしいですよね。

 

これは「確定された未来」。つまり、もう決まっている未来です。

ここまで人口が減ると、私たちの働き方にも影響が出てきます。

企業は「マーケティング」「マネジメント」の両方の面から、この「確定された未来」に対応していかねばなりません。

 

■マーケティングの課題

1年間で100万人が減るということは、あらゆるマーケットが縮小します。10万人の街が6万人になってしまうのです。企業はもっと営業エリアを広げ、これまでとは違うターゲットを探さなければいけません。今までの集客方法が限界を迎えているのです。

 

例えば歯科業界の場合は、未収園児の予防歯科や高齢者、介護施設への訪問など、これまでにマーケットに入っていなかった層に治療範囲を広げていく必要があります。唯一、どの業界も「高齢者向け」のビジネスだけは今後マーケットが増えるとされていますが、いずれにせよ、今までの手法では利益を維持することが難しくなります。

 

■マネジメントの課題

人口の減少によって、人材確保も難しくなります。働く人の数も減っていくため、今までの採用方法では人が集まりません。「昔は30万円をかけて10人応募があったのに、今は同じ金額をかけても半分しか集まらない」という話も耳にします。数少ない人材からマッチングした人を選び、いかに早く戦力にしていくか。今後はそういったマネジメントの見直しが必要になります。

 

時代とともに状況も価値観も変化

 

2000年を基準に現在の企業の採用活動を比べると、下記の3つの変化が見て取れます。

 

■求人に対する応募の数は3分の1に減少

人口の減少に伴い若者の数が減り、求人に応募が集まらなくなっています。こうして現場の人材不足が慢性化していきます。

 

■現場でやっている仕事量は5倍に増えている

2000年頃はまだパソコン作業やネット環境も少なく、仕事量自体が今より少なかったこともありますが、現在は5倍の仕事量があるとされています。WEB対応など現代ならではの仕事も増えています。また、採用活動をしても人が集まらず常に人材不足の現場では、1人あたりの仕事量がどうしても増えてしまいます。クレームも多様化していることから、現場にいる労働者も組織の中核を担う責任者も、かなり大変な環境に置かれています。

 

■若者の価値観が5〜10倍に

2000年頃から、終身雇用に対する考え方が揺らぎ始めてきたと言われています。

その後、2011年の東日本大震災やさまざまな災害などの影響から、「仕事が1番」「同じ会社でずっと仕事をする」という概念が揺らいでいる世代も増えています。つまり、「5年後、10年後の目標」を持って長く在籍する若手スタッフが少なくなってきているのです。また、出産や子育てなどライフスタイルの変化によって、「2〜3年の間はフルタイム、その後はパートで時短勤務にしたい」など、「時間」で働くスタイルを望む人も増えています。

これまでのような「会社=人生」という考え方ではなく、若者の価値観は多様化しているのです。

 

さまざまな課題や価値観に「仕組み化」で対応する

人口の減少が生み出す「マーケットの減少」「人材不足」。そして時代と共に変化する「価値観」。どの業界の企業もこうした問題に直面しています。人口減少という「確定された未来」は、確実に近づいているのです。

 

今までにないマーケットをいかに広げていくか。そして、数少ない人材をどのように戦力にしていくか。また、若者やアルバイト、パートなどの価値観も尊重し、どうやってその力を活かしてもらうか。これらは経営者や人材育成担当者が取り組んでいかなければいけない課題です。

1人のパワフルな経営者が個人の理念やビジョンを持って、勢いで社員を巻き込む時代は終わりました。

 

こうした課題を解決し、マーケティングとマネジメントの両方から生産性を高める方法が「仕組み化」なのです。

次回からは「仕組み作り」の具体的な内容をお伝えします。

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