マーケティングとマネジメントの重要な関係
マネジメントデザインでは、「マネジメント」という言葉と同じくらい「マーケティング」という言葉を使います。
なぜならば、企業の成長において、この2つは無くてはならない二大柱と言えるからです。
なぜ、マネジメントとマーケティングは密接に関係しているか、ご紹介したいと思います。
目次
マーケティングは企業の成長エンジン
社長が創業者である中小企業の多くは、社長自身がトップセールスマンとして企業を拡大させます。
その時に必要な能力は、「セールス」です。起業するような社長の多くは、人脈構築が得意であったり、人が周囲に集まるタイプであったりします。
すでにある関係において、それを刈り取る能力のみが必要とされます。
会社を大きくさせようとする過程では、当然さらに多くのお客様と繋がる必要がでてきます。
ただ目の前にいるお客様を刈り取るセールスでは限界が出てきてしまい、もっと多くのお客様とどのようにしたら繋がれるのかを考えます。
これがマーケティングへの取り組みです。
まだ見ぬお客様となるかもしれない人と、接点をつくり、関係を育み、商談までつなげるマーケティング。
企業を成長させるためのエンジンとなり、必要不可欠な動力となります。
取り組む上で必要不可欠な現場マネジメント
実は、そのようなマーケティングに取り組む上で無くてはならないのがマネジメントなのです。
セールスよりも、マーケティングの業務は長期間にわたり工程も複雑です。
そしてそれに取り組むのは人間です。ともなると、自然とマネジメントが必要ということがわかります。
マーケティングというと、「広告」「ホームページ」「営業管理システム」…などの手法ばかりに目が行きます。
しかし、本当に重要なのは、それらを運用するスタッフのマネジメントなのです。
成果を期待して、大がかりなマーケティングシステムを導入したが、結局は機能せずにテレアポをしている…
という話はよく聞かれます。
さらに、顧客との関係をマネジメント
今回ご紹介したマーケティングとマネジメントという2つの言葉ですが、総括するならば
顧客との関係をマネジメントすることが、即ちマーケティングであると言えます。
特に、B2Bのビジネスの場合は、すぐに商談が発生したり受注したりすることは少なく、長い商談期間となることがほとんどです。
そこで定期的に顧客と連絡をとり、状態を計測し、それをさらに社内にフィードバックし…というマネジメントを行うことがマーケティング活動となります。