少子高齢化時代に成功する“伝わる”経営とは? - 株式会社マネジメントデザイン

事例紹介case

少子高齢化時代に成功する“伝わる”経営とは?

株式会社ビジネスサポート代表取締役 今枝 弘之 氏
株式会社マネジメントデザイン代表取締役 松尾 淳一

「リアルに会社、スタッフのことを知ってもらいたい。より多くのお客様や家族に知ってもらいたい。プロ×映像でそれが叶いました。」

名古屋を中心に総合ドライバー派遣業を行っている株式会社ビジネスサポート。安全・安心と上質なホスピタリティを提供することで、地域、クライアントから厚い信頼を軸に、ビジネスを展開している。質の高いサービスにも定評があり、自動車運行管理請負業のエキスパートとして、東京、広島まで活動の幅を広げ、平成 18 年の創業以来、増収増益を続けている。


 人と関わる仕事を拡げ、みんなの可能性を拡げたい。

「今日はありがとうございます。いろいろとお話を聞かせてください。まず、御社の理念。素晴らしいですね。“全従業員の物心両面における幸福を追求すると同時に、人類社会に独創的なサービスを提供し貢献する”ですね。」

今枝氏  「そうですね。全てのスタッフの物心両面の豊かさをサポートしていくこと、そして、そのスタッフたちと自分たちにしかできないことを仕事を通して世の中に提供していく。そのサービスを通して社会の発展、成長に貢献できれば、と思っています。 総合ドライバー業を始めたきっかけは、車や運転が好きだった、ということになるのですが、人に関わることがそれ以上に好きだったんです。後輩の面倒を見てあげるとか、困っている人の相談にのってあげるといったことですね。 人は誰しも平等に“可能性”を持っていると思うんです。その可能性を伸ばすサポートができる経営をしていきたい、そのスタッフたちがお客様が喜ぶサービスを創り、お客様の笑顔を増やす、それが私たちができる社会貢献だと思っています。」

松尾 「なるほど。日本では今、急激は人口減現象が進んでいますよね。2050 年には人口が 9,700 万人、その中でも生産年齢人口と呼ばれる人口が 5,000 万人以下になってしまう。単純には言えないのですが、働き手の数が激減していく時代に入っていく訳です。 今枝さんがおっしゃったような考え方は、非常にこれからの時代に適応しているんです。 労働力という資源がこれからは減っていく。どのように成長させ、どのように活かしていくのか、これはいろんな企業が選択しなければならない。 今枝さんの、“人を活かすことで、サービスを成長させ、世の中に貢献していく”という考え方は、これからの経営の一つの軸になると言えます。また、そういう考えからでしょうか。シルバー世代の方も積極的に採用されているんですよね?」

今枝氏「はい。65 歳以上のシルバーさんたちを積極的に採用しています。多くの方が活躍されていますよ。私自身、シルバーさんたちのことを人生の先輩だと思っているんです。私たちの父より年上の方も多く活躍されています。安い賃金で雇えるから、とか、そういう理由では雇っていません。やはり、先輩たちの経験や考え方、そして想い。そういったものから、お客様に届けられるものがたくさんあると思います。
実際に、お客様からも、「車の中でのシルバーさんの話や何気ない心遣いと笑顔に癒される、シルバーさんと一緒にいたい、車から降りたくない」って言われるくらいなんです(笑)。そのような嬉しい声はお客様からたくさんいただいています。

私自身も、20 代の頃、先輩たちからいろんなことを教えてもらいました。その時に感じたのは、ただ単に仕事を教えてもらっているだけではなくて、人として成長させてもらっているということ。
なぜ、こういう仕事しなければいけないのか?どうすればお客様に喜んでもらえるのか?お客様はどんなことを考えながら、仕事を依頼しているのか?など、いろんなことをいろんな視点から教えてもらいました。そういう関わりから、先輩から自分自身の可能性を伸ばしてもらったという感謝の気持ちがありますね。
どの世代の人にも役割というか、活躍できるステージがあると思います。だから、そういう人生の先輩の価値と会社の可能性、両方を伸ばしていきたい。それが、会社に関わる人全員の可能性を伸ばすことになると思っています。」

松尾 「なるほど。人口が減ってくるこれからの時代は、多様な人材が活躍できる環境を会社が用意しなければいけません。ダイバーシティの時代と言われ、多くの方が活躍できる組織が価値ある会社になっていきますよね。」

単なる送迎屋ではない。届けているのは“安全”と“ホスピタリティ”。

松尾「御社の社是が“創造と挑戦”。自動車運行管理請負業を軸としていろいろな挑戦をされていますよね。その辺りを教えてください。」

今枝氏「そうですね。会社、法人の役員送迎サポート、高齢者向け施設様へ送迎サポート、マイクロバスでの送迎など様々な運行管理を請け負っています。それぞれの分野でのエキスパートを育成していくことは当然なのですが、私たちが届けているのは、ただ単に人を目的地に届けているというだけではないのです。私たちが届けているのは“安全”と“ホスピタリティ”。

高齢者であれば、ちょっとした変化に気付いて声をかけることだったり、家族の話を親身に聞いてあげることだったりします。役員送迎サポートですと、相談相手になることも少なくありません。 “送迎”というと、移動手段と考えている人もいると思いますが、そうではなくて、場所と場所を“安全”と“ホスピタリティ”で繋ぐんです。生活場所と職場だったり、自宅と施設だったり、その移動の時間の気持ちの持ち方、モチベーションの在り方ってとても大事だと思うんです。お客様の笑顔を想像&創造しながら、自らが考えて動く。そうすることをスタッフには求めていますし、時間をかけて共有しています。移動時間でも、大切な時間なんです。相手の時間を大事にする、ホスピタリティを大事に相手に感謝し行動する、それが大事だと思っています。 安全面についても、講習会、研修、適正診断から救命処置まで、幅広く実施しています。そういう点でも、シルバーさんの経験や知識が大いに生きてきますね。

 

今以上にもっとリアルに。伝えたい理念と思い。

今枝氏「これからはもっといろんな場所で私たちの役割があると思っています。お客様の限られた時間を有意義にしてもらうために、私たちのホスピタリティにしかできないことがあると思っています。ですので、私たちが思っていることをもっと具体的に、リアルに伝えていきたいと思っていますし、そうしないといけない。」


松尾
「今枝さんが考えている理念や思いも、“伝わる”ことが重要ですね。これから少子高齢化社会へと移行する時代ですからスタッフの数にも限度がある。今枝さんがスタッフに期待していることがもっとダイレクトに伝わるようになると、社是にあるように、車両運行管理業として常に新しいサービスを「創り」出すという課題に「挑戦」を続けるスタッフが増えていくと思います。」

今枝氏「そうですね。多くの人に伝わって、特に地域に関して思うのは、地域に暮らすお年寄りたちが、「行きたいときに」「行きたいところへ」「行きたい人たちと」移動できる使い勝手の良い地域交通システムなどをつくっていきたいということですね。そうすることで、日本で暮らすお年寄りたちが、いつまでも元気に暮らせる社会の実現のサポートをしていきたいですね。 ですので、伝えたいことがいっぱいあるんです(笑)。ですので、マネジメントデザインさんとの出会いは大きかったんですよ。」

コンサルティングと編集の能力の高さに驚いた。

今枝氏「ですので、もっとリアルに会社のこと、もっとリアルに会社のスタッフのことを知ってもらいたい。より多くの人に応募してもらいたい。働くスタッフの家族にも知ってもらいたい。と常々思っていたんです。何か良い方法がないかな?と(笑)。 そういうタイミングで、マネジメントデザインさんに出会ったんです。やりたいことが明確になってきていたタイミングで、もっと伝えたいという思いがあったんです。 他社だといきなりカメラマンが来たりするのでしょうが、御社は角度が違った。まずは経営や会社のことを熟知しているコンサルタントがヒアリングをし、課題を発掘してくれ、カタチにしてくれる。 伝えたいことがたくさんあって、どのように言葉にするか分からない経験ってあると思うんです。そういうやり方やサポートが体系化されているのでしょう。スムーズに自分たちの思いを形にすることができました。また、編集能力の高さ、クオリティの高さにも驚きました。今回は、テーマに沿った目的映像から6本の映像をお願いしたのですが、全てがぶれていない。映像にヒアリングからの一貫性がある。私の伝えたいことが形になっている喜びがあります。 また、社内スタッフからも、映像の制作に関わることで、会社のことをより深く再認識してもらえる良い機会になったと思いますし、今回のプロジェクトを通して、自分の役割を再認識したスタッフもいたようです。 また、映像だと伝えられる情報量が圧倒的に違いますよね。言いたいことがまとまっている。」


松尾
「おっしゃる通りで、映像を使うのと使わないのでは、伝えられる情報量が圧倒的に違います。静止画よりも映像(動画)にした方が、情報量は4,000倍~5,000倍にもなりますし、文章で伝えるよりも、記憶に残るんです。 レクチャーすなわち情報が講義のような形で伝わる量が1とすると、文章だと2倍、映像だと4倍にもなると言われます。 また、同じことを繰り返し言葉で伝える必要性が少なくなります。

伝わる情報量

今枝氏「そういうことを実感しています。動画で伝えることは大事。また、どこでも何度でも見れることが動画の魅力ですよね。スマートフォンなどでも場所を選ばずに見ることができますし。 一緒に活動してみて、映像のいろいろな可能性を知りました。社員教育にも活用できそうですし、いろいろとチャレンジしてみようと思っています。」

最後に。この記事を読んでいる方に一言お願いします。

今枝氏「そうですね。いろんな方がいらっしゃるでしょうが、マネジメントや経営で悩んでいる人は、まずは一度、気軽に問い合わせしてみるのも良いと思います。社長含め、気さくな方ばかりですし、どんなことでも相談にのってくれると思います。また、コンサルというと敷居が高いように思っている人もいるかと思いますが、マネジメントデザインさんはそういう所が全くないので安心ですよ(笑)。 これからの時代はやはり人材をどのように活かしていくのか?は経営上重要なポイントになると思いますし、マネジメントデザインさんの視点はここでしか得られないオンリーワンのものだと思います。企業の大小問わず有意義な話が多いので、会社を大きくしたいとか、マネジメントや人材育成のことでヒントを得たいという方はぜひ。という感じですかね。」

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